ホームレス問題

January 14, 2008

ホームレス法的支援者交流会設立【大橋】

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 本日、1月14日、新大阪駅近くの南方人権文化センターで、「ホームレス法的支援者交流会」設立記念シンポという催しが行われました。

 新聞各紙も事前に紹介記事を載せてくれていたり、NHKのビデオ撮りが来ていたりと、割合注目された企画だったようです。

 写真は、共同代表の一人の木原万樹子弁護士(大阪弁護士会)。壇上の幕は木原さんのお父さんの筆によるものです。

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 参加者(一般の方含む)も150名に達し、盛況でした。

 シンポでは、ホームレスの人に関わる立場のお医者さん(黒川渡先生)や生活保護ケースワーカーの方の話も興味深いものでした。

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 3年ほど前から、各地でホームレス支援活動を始めた弁護士や司法書士や研究者が情報交換の場を作って、全国各地を回りながら3カ月に1回の交流を続けていました。

 単に交流ではない、法律家としての全国組織的な取組みのできる形を作ろうという設立趣旨です。
 既に、東京都墨田区、名古屋市、蒲郡市、平塚市、大阪市、国土交通省、仙台市においてホームレスの人の強制立退き事案に対する反対声明をそのときどきの有志で表明してきました。
 これからは迅速に「ホームレス法的支援者交流会」の名で意見を積極的に表明していこうとしています。

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 東京の「自立生活サポートセンター・もやい」の湯浅誠さんが、「法律家に望むこと」というテーマの一言に次のようなアピールをしてくださいました。

 「野宿者そして支援者は、これまで孤立してきた。法律家の人たちはなぜこんな状態になるまで声を挙げなかったかと言うが、野宿者側からすれば、『なぜあなた達は私達がこんなに孤立するまで現れなかったのですか?』と言いたい。」

 湯浅さんの問題提起はいつも刺激的ですが、法律家がホームレス対策に関わることがごく少なかったのは事実です。ようやく動き出した、そして動けばそれだけ状況が変わる、というのは確かにあります。

 ただし、法律家の支援活動になくてはならないのが、現場でホームレスの人を毎日毎日フォローする支援団体の人たちの存在です。
 ホームレス生活になるのが人間不信からだったり、長いホームレス生活の中で人間不信に固まってしまった人もいます。また、アルコール依存だったり、金銭の計画的な使い方ができない人もいます。
 私達法律家の支援は「生活保護申請」や「借金整理」という一つの仕事ですが、その最中やその後の生活設計を一緒に考えてくれる支援者は不可欠なのです。

 人が路上や公園を生活の本拠として生きることを余儀なくされている(そこまで追い込まれたという意味で)この国で、他人事として捨て置けない思いの人たちが沢山集まってきている。心強いことです。

 

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