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January 04, 2012

新年のご挨拶【大橋】

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 2012年、新年明けましておめでとうございます。

 本年もよろしくお願い申し上げます。

*業務開始は1月10日(火)からとさせていただきます。まずはご挨拶から。

*~*~*~*~*~*

 昨年は、3月11日発生の東日本大震災が、日本、大きくは世界に大きな変化をもたらしました。
 大津波という自然の脅威を目の前にして、支配しきれない自然の力に人間はどう取り組むのかという根源的な問題も突きつけられました。
 また、福島第1原子力発電所の事故は、危険な原子力を完全に人間が制御できる、という「安全神話」の虚構性を明らかにしました。

 さらに原発事故は、市民が情報を開示させ、それを自分の責任で判断し、行動しなければならないということを強く示したのではないかと思います。
 政治に任せておけば、問題のないようにやってくれるはず。そう思って、政治家(議員)とか官僚に丸投げでお任せしていた結果が、「対応できそうにないことは公にしない」という秘密主義の土壌となっていたのではないでしょうか。

 私たちは、一刻を争う状況のとき、政府が「対策なき情報開示」をしたとしても、混乱して暴徒となったりするでしょうか。そんなことはないはずです。情報がないから不安になるし、後で隠されていたと分かれば憤怒が沸き起こるのです。 
 
 情報の適切な取捨選択をする力こそが、今、市民それぞれに問われていることです。
 政府が混乱を恐れて情報を隠すようなことを、今後はさせないようにしなければなりません。

*~*~*~*~*~*

 一方、弁護士業務に関して考えてみますと、ネット上でいろいろな情報は溢れかえっています。
 どのサイトがどれだけ信用できるのか。
 私たちも、サイトでの検索で情報を得ますが、同じく信用性に気を遣います。

 弁護士のところへ相談に来られる、または「弁護士に依頼する」と決めてこられる方々は、多く、ネットでいろいろな情報に接し、知識を十二分に得ておられたりします。
 しかし、ご自身の置かれた状況に対して、オーダーメイドで適切な情報はどれか、というところでつまずいておられると思います。

 私たち弁護士も知識には限りがあり、相談者の方が祈る思いでネットを調べ調べて得られた知識に追いつかないこともあります。
 でも、その知識の取捨選択は、実際に交渉の場数を踏み、裁判所の経験を積んだ弁護士との共同作業でこそ、より活かされるのは間違いありません。

 依頼者の方と、この情報過多の社会で適切な針路をとれるように、共同作業をしていきたいと思います。

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