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April 2009

April 07, 2009

最近の「新鮮」・・裁判員裁判に向けた研修を受けています【大橋】

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 和歌山・アドベンチャーワールドの双子のパンダです。今体重11キロで、可愛い盛りです。
 子どもが大人と違うところは、よく動くこと。始終よじ登ったり、ずり落ちたり、とっくみあいをしたり、笹を食べたりして、見ていて飽きません。「キミがおとなになるまえに」というキャッチフレーズはその通りだと思いました。


 さて、新年度を迎えました。私たちふたばの弁護士も登録10年を満了し、11年目です。

 パンダとの比較ではありませんが、経験を積んでくると、動いてみる前に結論が見えるという気がしてきがちです。
 しかしやはりそうでない場合もあります。事実は小説よりも奇なり、思いがけない展開になることもありますから。また、そうであってはならない場合もあります。従来判例の変更を迫るべき場合です。
 新鮮さを失わずに取り組まなければ、と自戒します。

 新しい経験、といえば、5月からの裁判員制度導入(実際の裁判は7月ころからと思われます)を控えて、年度末に弁護士会の「体験型研修」を受けていました。

 皆さんは、「裁判員に当たったらどうしよう?」「当たってしまったけどどうしよう?」と困惑、あるいは期待をしておられるかもしれません。
 私たち弁護士や、検察官、裁判官は、専門家なので、裁判員には当たりません。
 その代わり、裁判員の方々にわかりやすく「裁判を運営する」ことが義務付けられていることになります。
 また、制度自体の当否・改善策を考えるのも私たちの仕事であると言えると思います。
 現状の裁判員制度は、「有罪か無罪か」を決めるだけでなく、「刑罰をどれだけにするか(量刑)」まで決めることを求めていますので、私はそれには反対の意見です。量刑を入れるならせめて死刑制度は廃止にし、「死刑」という選択肢を裁判員が行使する事態をなくすべきだと思っています。

 しかしそれはさておき。
 これまでの刑事裁判と、裁判員による裁判は、かなり違います。従来型の弁護活動をしてきた弁護士からすると「新鮮」ですし、新しいことですから「億劫」にもなりがちです。
 研修をして何が新鮮であったかといって、一番は「メモを見ずに裁判員全員に話しかける」ということです。
 これまでの裁判は、あとで「書面を」「裁判官に」読んでもらうことを前提に、書面を読み上げていたのです。
 しかし、裁判員裁判は、法廷の審理が終われば直ちに評議に入ってしまいます。書面を丁寧に読むのではなく、すぐに結論に向かう話し合いになるわけです。
 また、それこそ初めて裁判員を経験する人の「新鮮」な視点で、弁護人も検察官も一挙手一投足を観察されてしまい、そこで与える印象は甚大なものがあるはずです。

 ですから、研修ではけっこう「形」の指導がありました。
 「視線は下に落とさない」「胸を張り手を前で組むのが基本姿勢」「主尋問をするときは証人が主役、弁護人は裁判員席の端に立つ」「反対尋問をするときは弁護人が主役、証人席の傍に立つ」など。
 ビデオを撮られて、あとでクリティークというのをするのです。
 自分が思いがけず(でもないのですが)のそのそと立ち居振る舞いをしているのを見てプチショック。
 若手の方が工夫していてうまいんです。その中で中堅が奮戦するのは恥ずかしいですが、そこは乗り越えねばなりません。

 でも、いっぺん練習でやってみるというのはいいですね。
 もう一度、今度は「模擬裁判」で練習をやってみる予定です。
 そうしたらもう次は本番なんですから。被告人のために責任ある弁護活動をしなければなりません。

 責任重大ですが、準備をしておこうと思っています。

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