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January 2005

January 04, 2005

年始に思うこと【大橋】

2004112324_072 
(熊本城を背にしたセルフポートレートとともに)
新年明けましておめでとうございます。
 大橋は、年末はバタバタして、松井のブログ連続記録更新を止めることができませんでした。
 遠方への接見通いを要する刑事事件あり、熊本出張あり。
 また、弁護士会の人権擁護委員会活動に絡んだ用事が多かったと思います。
 12月冒頭が「人権週間」であるせいか、催しもありました。
 松井が書いてくれた「獄窓記」作者・山本譲司氏の講演会も、中之島公会堂で行い、山本氏が自省とともにリアルに示した刑務所の中の事情、出版後の法務省内の動きなど、有意義な話が伺えました。
 「ホームレス自立支援」「刑務所拘置所の人権」がこのところの私の2本柱です。

 忘年会も会合のたびにありました。
 こんなに重なると「どうしようかな・・」とも思いますが、新入会員が来てくれていると、やはり忘年会はにぎやかにやらなきゃ!と頑張ります。
(別に芸もなく、ときどき口を挟んでは笑っているだけなのですが)
 顧問先の社長さん、他業種の方々との交流もまた視野を広げてもらえるひとときです。

 年末年始休暇は、年末の多忙で体が磨り減ったのか治療中の歯の調子が今ひとつで、処方された薬を飲みながら自重して過ごしました。
 おかげで、といいますか、正月太りの心配はありませんでした。

 人生、よいときもあれば悪いときもあり。いろいろ考え合わせるとプラスマイナスはゼロだな、と納得しますので、性格的にはほとんどくよくよすることはありません。

 さて、この休暇で、読む間もなく溜めていた日弁連の月報「自由と正義」にざっと目を通しました。
 ちょくちょく載っているのが、各地「ゼロワン地区」に設置されている公設事務所に赴任している弁護士たちのレポートです。
 ちなみに、「ゼロワン地区」とは、地域内に弁護士が「ゼロ」か、「一人」しかいない地区のことです。
 弁護士がゼロでは法律相談に行く先がなく、弁護士が一人だけでは紛争の相手方が先に相談に行ってしまえば自分には相談する先がやはりありません。これでは、まさに法律はあってもないのと同じです。
 「人吉・球磨」「五所川原」「平良」「根室」「知覧」からのレポートを興味深く読みました。

 どこの地域でも共通していると思われるのは、サラ金・ヤミ金の相談の多さのようです。
 その土地の金融業者は、貸金業規制法などの存在を客が知らないのをよいことに法外な金利を要求しますし、「親戚を回って金を作れ」と後ろをついて回ってくるので、業者を連れたまま法律相談に来た人がいた、すぐに外に出て業者を怒鳴りつけた、などという話が載っています。
 まさに無法地帯です。
 
 しかし、結局、大阪のように弁護士が2600人も登録しているようなところでも、「そうだ法律相談に行ってみよう」と思わなければ、無法地帯に住んでいるのと同じです。
 私は大阪で事務所を設置して2年を経たのですが、特に大都市ならではの事件が来ているとも思いません。
 いや、大都市ならではの孤独な相談者に関わっているとは言えるかもしれません。
 地縁血縁が堅い地方にいたたまれなくなって都会に出てきた人たちがいます。
 誰がこの人に親身になって相談に乗ってくれるのだろう?騙されてしまったんだな、これからは騙される前に相談に来てくださいね・・

 私にできることはその人の人生のほんの一部の助けでしかありませんが、いっとき、その人の辛さや反省の気持ちを理解できるよう寄り添っていきたいと思っています。

 そして、それを十分にできるためには、体調を整えておかないといけません。
 歯痛のしかめ面はいけませんね。昨年の反省点です。

 それでは、今年もよろしくお願いいたします。

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